2011年1月23日日曜日

11.1


朝起きてユースホステルの朝食を食べていると、僕が小さい頃からよく知る初恋の彼女がチェックインしてきた。目を疑った。
ずっと会いたかった人。

僕の記憶では、彼女はいつもこんな格好をしていた。
ほうきとラジオ、赤いリボンのヘアバンド。紺色のローブに黒いネコ。
廊下ですれ違うとき話しかけてみる。
「魔女ですか?」
「ソウデス」
やっぱり!!!!!
魔女もユースホステルに泊まるんですね。キキはスペイン人。
いや、実にディテールにこだわったコスプレ。
なんか日本のアニメフェスがバルセロナであったらしかった。
日本のものが海外にあると嬉しいですねー。僕の見た中では、スペインに一番日本料理屋がたくさんあります・
ラジオまで完コピしてる。
このころから僕はひげが伸ばしてた。
今日はジャンボと肩を、いや肩と頭を並べて歩く。
彼も地下鉄とかには乗らないので、全部歩くことにした。
見た目と何のひねりも工夫もなく、彼は食には目がない。
その彼に合わせるように、僕も食欲が抑えられない。旅人にも食欲の秋はある。
さっき朝食を買ったばかりなのに、露店で焼き芋を購入。
公園で仲良く座って食べる。まだそんなに歩いていないのだが、芋を片手にどうでもいいことを語る。こんな芋が似合う男は世界でもなかなか見つからないぞ。
誰かいものCMに起用してあげて下さい。
歩き出すと早い二人は迷いながらもカンプノーに着いた。バルサの本拠地。スタジアムは巨大でしかも古かった。きっと歴史があるんでしょう。
バルサの本拠地。
スタジアムの周りを一周回ったあと、僕はおしっこがしたくなったので、トイレがてらバルでビールを飲むことにした。
「おしっこしたい ⇒ バーでおしっこかつアルコール摂取(カフェでおしっこかつカフェイン摂取でも可) ⇒ 利尿作用 ⇒ おしっこしたい」のサイクルは、無料の公衆便所が少なく、アフリカのように立ちしょんができないヨーロッパ旅行の基本。僕だけかな。
バルサのブランド、moritzビール。
そこでまたダラダラ。
やっとサグラダファミリアに歩き始めたと思ったら、10ユーロで食べ放題のおいしそうな店があり、横にそびえたつ巨漢が我慢できそうになかったので、入ることに。
旅より飯の方がすきなんだろう?えぇ?

もう夕刻に近い。
そこで、ヨーロッパで不足していた栄養を取り戻すかのごとく、食べに食べた。
もー歩けなくなるぐらいに食べた。
いやー食べ放題最高。
もうサグラダファミリアがどうでもいい気さえしてくるw
今日はまだサッカー競技場を外から見ただけじゃないか。
街は碁盤目に道が通るので、
空がスーって一直線。
ガウディの最高傑作に辿りついた頃、日が暮れかかっていたw
確かに迫力がすんごいが、がんがん建設中なんね。
サグラダ・ファミリア。


クレーンが惜しい。
前面と後面ではぜんぜん姿が違った。
またサグラダファミリアに行く人は入場料をけちらずに中に入ってみよう。
中もかなりすごいらしい。
大人気のFCバルサ

かっこよすぎて1時間立ち見。
旅人は暇。

ここから歩いて街の中心まで戻り。
僕は10ユーロの安宿に宿を変え、再びジャンボと集合して晩御飯を食いにいく。
今日は飯に金を使ったので、晩御飯は控えめにと考えていた二人だったが、どの店にしようかとバルをめぐっていく度に、隣にそそり立つデブのテンションが徐々に高まるのを感じる。
そして僕も我慢に耐えかねず、つい、うまそうだが安くはないだろう店に入ってしまった。パエリアやタパス、それにビールを食べる。涙がこぼれそうなくらいうまかった。しめて20ユーロ。たまにはいいじゃないか。
タパスうますぎ!!酒のあてってこんなにたくさんあるんや!
パエリア最高ですね。日本で作ってみたい。
ってかスペイン最高。
タパスってのはお酒のあてみたいな感じの意味です。
この旅で一番豪華でうまかった飯も、勢いよく食べ過ぎて写真取れなかった。
飯を食ってジャンボとはお別れ。デブってゆってごめんね。
とっても楽しいやつだったのでまた多分マドリードのユースで会うのが楽しみだ。
僕はあともう一日バルセロナに滞在して、明日の夜のバスで出発。

0 件のコメント:

コメントを投稿