10月、まだ僕はヨーロッパにいました。
そのときにアップできなかっただけで、日記は書いていたので、それをupしまーす。
僕は今少しトラブルで来るはずもなかったベトナム中部の街、フエにいますが、
記事はアムステルダムに着いた次の日のことにさかのぼります。
今振り返るとやっぱりアムステルダムは狂ってます。
10.25~26の記事はこちら。
10.27
街はベニスと同じように水路がたくさんあって、いい感じだ。
そのときにアップできなかっただけで、日記は書いていたので、それをupしまーす。
僕は今少しトラブルで来るはずもなかったベトナム中部の街、フエにいますが、
記事はアムステルダムに着いた次の日のことにさかのぼります。
今振り返るとやっぱりアムステルダムは狂ってます。
10.25~26の記事はこちら。
10.27
昨晩泊まった検索上、最安値のホテルがフルらしいので、追い出されることになった。
ドイツ人学生グループ旅行はこの時期どこにいってもホステルで幅を利かしてるなぁー。
この日はあいにくの雨。
ちょっと厄介なほどの雨に打たれるのはこの旅で初めてのことだった。
水路が走る港町です。 |
街はベニスと同じように水路がたくさんあって、いい感じだ。
だが中央のほうに歩いていくにしたがって、現代的な若者向けのショップが立ち並び、その先のメインスクエアは、遊園地と化していた。大音量で音楽を垂れ流し、結構由緒があるだろう建物も観覧車のせいであんまり見えない。なぜここを選んだんだ?w
歴史のある建物の前で、仮設遊園地。 なんかこのあたりからすでにちょっと変やなアムス。 |
中心の駅に向かって北に歩いていくにしたがって、特有の癖のあるにおいが時折鼻をつくようになった。
そう、大麻の匂い。
Coffee shopという看板を掲げた店は、coffee を飲む人ももちろんいるだろうが、訪れる客のほとんどは喫茶店でコーヒーを飲むように、大麻や他の覚醒作用のある代物を注文し、真昼間から堂々と吸っている。
外で吸ってる人もいる。(僕は大麻はやったことがありません)人種問わず、明らかにキマってる人が街を歩いている。
外で吸ってる人もいる。(僕は大麻はやったことがありません)人種問わず、明らかにキマってる人が街を歩いている。
が特に危険でもないだろうと思うのは、長旅の末に自分の感覚がずれてきているだけだろうか。
アムステルダムはとってもシンプルだ。
まず、中央駅から南にまっすぐ伸びるメインストリートが健全でおしゃれな通り。
そこから東に二本外れるとガンジャを売るcoffee shopと非常に卑猥なおもちゃや下着を売る店が所狭しと立ち並ぶ。
そし東へもう一本外れると、飾り窓地区(red light district)と呼ばれる風俗街である。
暇があればマリファナを吸うやつは、旅してれば腐るほどいるし、物価の安い国を旅している白人は、安いハッパを吸うためさっていう感じのやつさえいる。
また、いかがわしい通りも、あっけらかんとした卑猥さで言えば、アムスの勝ちだが、汚さと陰湿さでは十三も負けてはいないだろう。
どちらも僕にとってそれほど驚きではなかったが、ひとたびこの街がオランダという国の、首都の、中心地であることを思い返すと、ただクレイジーの一言である。
さすがにこんな中心も中心だと思っていなかった笑
Coffee shopにはこんな看板がある。
「Shut up,Sit down,and roll a joint.」(黙って座り、そしてジョイントを丸めろ)
ジョイントとは、タバコの葉っぱと大麻を混ぜて喫煙するもの。
20人部屋ドミからの景色。 |
飾り窓地区は夜になってからなので、とりあえず、宿の確保を優先する。
ネット有りの14ユーロの安宿があったので即決。バックパッカー用の宿なのに、内部にsmoking roomなるものが存在する。
そんでもって、もうそこでハッパをくゆらせ、トランスミュージックでドンギマリの白人たち。
宿でぬれた服を干していると、まじめそうに見える白人5人組が、ガンジャを自国に持ち帰るためだろうか、紙で包み足のかかとで思いっきり潰した後、袋に入れて、人目を気にしながら枕に隠す。
なんなんだこの街はーw
僕は日本ですら大麻をやったことはないし、誰かの手ほどきなしにここで初体験っていうわけにもいかないだろう。それになにせ僕はあの大麻の匂いが嫌いなのだ。その上オランダの法には触れないだろうが、日本の法に触れるのだから、日本から来た旅人にとっては犯罪である。
そう思うとひどく居心地が悪い気がしてきたが、気を取り直して街を散策。
ここにはアンネフランクの家なるものがある。
アンネフランクの本で読んだとおり、中には回転式の本棚があるらしい。
入場料と行列を確認して、外観の写真を撮って終わり。
新築でした。 |
街を歩き回っていると、しまいには夜になる。
宿から、red light districtまでは30秒。
川の両サイドに立ち並ぶ2~3階建ての建物のガラス張りの窓の中で、白人や黒人の女たちが、思い思いのポーズで下着姿で誘ってくる。腰を振ったり、ガラスをコツンコツンと叩いて注意を引こうとする。
天王寺の飛田新地の衝撃を越えることはなかったが、広い世界でこうもいかがわしい通りは数えるほどないだろう。そんな通りを家族連れが歩いていたりするのはなぜだろうw
女性も歩いてもいいみたいだ。飛田なら、横に座った客引きおばちゃんが、ぶちぎれるのになぁ笑
風俗は女性最古の職業だといわれる。
アジアでは人身売買や、幼児売春があったりして、それは絶対許せないが、ここアムステルダムのものはビジネスとして需要があるのなら、別に否定する必要もない気がする。
風俗街に挟まれた水路にアヒルがわんさか。 |
よい子のためにピンボケ写真を採用。 |
実際やってきた日本人曰く、50ユーロで20分らしい。
お金を出してセックスしたいと思わないから、僕は何があっても行かないと断っておく。
アムステルダムのおみやげ用Tシャツはかなりおすすめである。
たとえば、こんなTシャツを見た。
オバマ大統領が、「CHANGE we can believe in」と言いながら、数枚の写真で徐々にビンラディンに変身するプリント。
大麻のプリントに「It’s not a crime!」とかいうプリント。
あと絵で白塗りの女性の絵の上に黒塗りの男性の絵が覆いかぶさり、「Fuck racism!」の文字。
一般にいう、公序良俗に真っ向から逆行するアムステルダムは、欲望がそのまま形になったような街。タブーとされる話題をためらいなく提供してくれる。
下品ながら常識が崩れるところにしか見えてこないものがあるんじゃないかと思うので、これまで書いたことは、これでいいと思ってますw
法に従って生きるのは人として当たり前だけど、その法を作ったのは神ではなく人間が作ったものなのだから、疑ってみることは悪いことではない。
そういいながら、大麻や風俗にのめりこむ人間は軽蔑しているけれども。
お腹がすいたが、金がもったいないので、安いフライドポテト屋に行った。ステーキ屋の横の。ステーキめっちゃ食べたいーっていう心の叫びに耳を塞ぐ。
ポテトにはマヨネーズをかけるのがオランダ式。
マヨネーズとケチャップがなんとかっていうのを店員の姉ちゃんに聞かれたが、聞き取れなかったので適当にイエスイエスと言うと、マヨネーズを2種類、ケチャップを2種類かけてくれた。
上のほうはもうベトベト。かけすぎやん。
まじでガンジャ臭かった。 |
一口食べてみると、変な味がしてえずきそうになった。
何回確認してもやっぱりそうだ。
嘘だといわれるかもしれないが、ポテトにかけてくれたのは、おそらく麻の実から作った油が入っている大麻マヨネーズと、大麻ケチャップだろう。
匂いと味の感覚は、分子の受容体である点、根本的には同じらしい。間違いなくあのケチャップとマヨネーズからは大麻の味がした。
どんだけ~。
何度もえづきそうになるたび、捨てようと思ったが、モッタイナイ。
完食。
なんじゃこりゃー。
宿に帰り、寝る前に宿のバーでお決まりのビールを飲む。
旅に出てからは毎日ビールが飲みたくなる。(日本にいる時もやっけ?)
アルコールがあれば、いつだって思考が潤滑になり悩みも薄れる。
大麻は悪いコト、アルコールは良いコト、コレ常識。それを皆いつ学ぶのか。
例えばムスリムの国では、立派な「悪いコト」であるビールを体にたっぷり流し込みながら、この不可思議な街で明日は何をしようか考えていた。
Oh my goodness. |
いやはや。
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