2010年11月2日火曜日

10.18

昨日、ヨーロッパの全日程を決めた。
物価のこともあり、早くぬけたいけど、そこそこよくばりながら以下のようにルートを決めた。

ハンガリーに4泊。
ベネチアINでイタリアは4泊ローマOUT(バス)
アムステルダムINでオランダは3泊、同OUT(飛行機)
マドリードINでスペイン6泊、同OUT(飛行機)
カサブランカINでモロッコ6泊、同OUT(飛行機)
そして再びマドリードINそしてOUTにて11月11日ブエノスアイレスへ飛ぶ。

とりあえず、今後の予定はこんな感じ。
このブログは、ときどきなんのためなのか自分でもわからなくなるが、
まあ、家族や何人かの親しい人が見てくれてるのだし、こういうことも連絡しとかないとね。

さてさて。
ブダペストの宿でひきこもりかけていた僕に救世主が現れた。
朝起きて身支度し、外出するタイミングをうかがっていると、
となりのベッドにニューカマーがチェックインしてきた。

背が高くて、好青年の彼は身奇麗だったので短期のヨーロッパ旅行者だと思っていると、
ひげがはえてホームレスみたいな僕がすぐに長旅だと気づいたらしく、
いろいろ聞かれたり、聞き返したりするうちに、同い年だし、盛り上がったので一緒に市内を行動することに。

旅人には、勢いの有無がある。
観光に対するモチベーションをいえば、
7ヶ月と2週間の旅行者とだったら、天と地ほどの違いがあるw

彼と行動することを決めることにより、ようやく僕の腰は持ち上がった。


サンキュー!!

ハンガリーはフォアグラが有名である。そのグリルを食べたあと、市内観光へ出発!
夜にはこれまた有名なハンガリー温泉に入るまでもうほとんどノンストップで歩き続けた。

ブダペストは、他の多くの都市と同じく、中央に大きな川が流れる。
ウィーンのすぐそばにも流れていた、美しき青きドナウです。
ドナウ川を下って、ウィーンからブダペストまで移動できるんくらいなんですね。

別々の地域、、ブダ(川の西側)+ペスト(東側)=ブダペストですが、
ブダ側は世界遺産地域です。

まあ、、ヨーロッパは、町自体が世界遺産地域みたいなのがたくさんあるわけで、
もう世界遺産にたいして特別だという感覚はもうあんまりないわけですが、
やっぱりふとした時に写真を見たら、
都市景観がすごいし、それを保つために街をあげて頑張っているんですね。
多分修復とかかなりお金かかるんだろうし。

さあ、つべこべ言わずに写真で簡単に書こう。

なにせ僕はこの日から2週間未来へすすんで
もうスペインのバルセロナにいるんだから。笑

フォアグラらしいのだが、かなりのこんがりグリル
焼いたらレバーと何ら変わらないんじゃないかという懸念が的中した。


彼が誰なのか、そしてなぜ写真をとったのか、思い出すのにめっちゃ時間かかった。
ハンガリー動乱時の首相ナジ・イムレ。
ソ連に処刑されてる。
聖イシュトバーン大聖堂。
イシュトバーン1世はハンガリーの初代王。
ハンガリーで2番目にでかいバジリカ。
中は結構見ごたえあり。
聖堂はこの部分がお気に入り。
これが初代ハンガリー王(1038年没)の右手のミイラらしいです。
なぜ右手なのか、左手や腕がないのかは知りません。
はい、嘘やろとか言わない。
だいたいどの町でもマクドが景観を損なってくれる。
くさり橋。車
向こう側がブダ側。
これまでの写真は全部ペスト側。
雲がどんより覆い、淋しい印象を与えます。
赤屋根以外はモノクロみたい。


漁夫の砦でのミスミくん。
さわやかです。
マーチャーシュ教会。
フランツヨーゼフが
ここでハンガリー王にここで君臨。


内部の壁がなんかイスラムっぽい文様なのは、
ブダがトルコに占領されてたときに、モスクに改築されてたから。
トルコは結構ヨーロッパで暴れてますな。
元寇で負けてたら、日本の寺もこんなんなってたかな。
うん。どんよりした感じが僕は好きです。
中欧のイメージにはまってる。
見えてる緑いろの屋根が王宮。
別名ブダ城。
温泉のサロン。
温泉の内部の写真はとれませんでしたが、システムは結構日本のと似てる。
一回1000円近いので、富裕層のための場所。

ロッカーで着替える前にタオルではなく、ふんどしを一枚渡される。
水着を持っていたけれど、せっかくなのでふんどしを着用。

中にはふんどしをつけたハンガリーのおじさんたちがいっぱい。

あんまりにも見てくる人がいたから、
日本人の本場のふんどし姿が、さまになっているんだな~と思っていると、
実はハンガリーの温泉はゲイの方たちの社交場になっている側面もあるらしく、
その人は肢体をなめるような視線投げてくれていた笑
なぜか唇が鮮やかなピンク色。
かなり気持ち悪かったので、睨み返すとウインクされた。

いや違うって。
アイアムストレート、ユーノー。

こっちの温泉はぬるま湯で最高の温度の浴槽でも42℃。
ぬるかった。


僕はあんまり長くつかるのが好きじゃないので早めにあがる。

ここからハンガリーの町を1時間あるいて、
飯を食って帰ったのはもう22時すぎ。

コンバースをはいているミスミ氏は毎日このペースで歩きまくるらしく、足裏に大きな水ぶくれができていた。

僕はくさい以外は最高のナイキのオールラウンドシューズのおかげで、
足はくさい以外は最高の状態。

でも、マジでくさい。
もののけ姫的に言えば、
「すごい匂い。鼻がもげそう。」


暗くなってきた。
王宮の丘から。
くさり橋。

夜景。ドナウの真珠。
ドナウ川とライトアップされた橋。
ヨーロッパにはたくさんお馬さんにまたがったなんちゃらの英雄みたいな銅像が乱立しているのですが、そういうのに対しても、ひとつひとつ理解しようとする彼と、そうでもない僕は、
圧倒的なモチベーションの違いはあるものの、いろいろ話しながら、楽しかった。


いやー一日こんなに精力的に動けたのは彼のおかげ!!

彼は、どことなく風格があったのでそんな気はしていたが、
東大だった。しかも文系。
住友商事の内定を蹴って四月から官庁勤めになるらしい。


いわゆる官僚。


すげー。


僕は医学生らしく、彼の足の裏の水ぶくれを潰す手伝いをし、
消毒してあげました。


ブログかかなあかんなぁ~と思っているうちに、寝てしまいました。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

紹介ありがとう!
俺はあの後帰国してから数日腹痛&熱と格闘したあと
エジプト、トルコ行ってました!
カイロ面白いね笑
イスタンブールは素敵な街だから一周の最後にいい思い出を
つくれそうな気がしますw
あ、あとハンガリーのおっちゃんのアドレス教えて~
ブログ楽しみにしてるわ―!!

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