情報収集がものをいう。
時差、物価、気温・・・・。
まずは地図をゲットする。
そして現地マネーに両替またはATMを探す。
それが終わったら、空港から街までいけるらしい電車に飛び乗る。
車内では、ドイツの民族衣装的なものを着ている人がたくさんいておもしろかった。
この人たちも、おそらくオクトーバーフェスト(ビール祭り)に行くのだろうと思った。
オクトーバーフェストはミュンヘンの中心で行われてるはずだから、
この人たちに着いて行く事にした笑
中心らしい駅では、その人たちが降りたので、確信を得て降りる。
駅の名前は、Hauptbahnof
ドイツ語を一年習っていたときの記憶をたどると、bahnofは駅で、hauptはmainみたいな意味だったな。
混雑している駅。 これはまだマシなほう。 |
駅前は、相当な人出だった。
なにやら、サッカーの応援歌みたいなのを歌いながら盛り上がっている集団もいる。
昼からかなり酔っ払っているようだ・・・。
僕はこの日、宿はとれないとわかっていた。
ドイツはただでさえ、一泊20ユーロ近い上に、
今回はミュンヘンの街を上げたお祭りの最終土日なのだ。
聞きまわるだけ無駄な気がしたが、有名なユースホステルが少し歩いた所にあったので、
価格調査をすると、ドミトリー(相部屋)で70ユーロだった。
安宿の相部屋で8000円なんて、笑わせてくれる。
今回の旅の予算は限られている。寒くても外で寝たほうがましだ。
今晩の野宿があっさりと決定した。
アフリカ上がりの僕は、銀マットや寝袋はおろか、テントさえもっているのだ。
なんでもきやがれ笑
ネットを使って、日曜日23時45分発のウィーン行きのチケットは取ってあるから、
一晩野宿すれば、このミュンヘンも脱出できる。
もちろんそれと同時にこの祭りも終わりを迎えるのだけど。
荷物を預けるロッカーを探していた。まだ朝なのにほとんどのロッカーが使用中だった。
無理やり押し込み、身軽になった僕は、人の流れに身をまかせて歩いていった。
するとやっぱりたどり着いたオクトーバーフェスト会場。
いやー異常な人出やな。
こんなん宿なんか見つかるわけないし笑
人多すぎる。 |
祭りのときには、一人でいるデメリットが出てしまいます。
結論からいうと、一人で行くもんではありませんでした。
フェス内では各社のビールレーベルのテントに入らないとビールは一滴も飲めません。
そこに入るのに長蛇の列で、おそらく2時間くらい待つ。
テントの中からは、音楽が鳴ったりして、酒盛りをしているドイツ人たちの歓声が
轟音になってひびいてきます。
楽しそうだけれど、若者が酒を飲んで騒ぐ場所って感じでした。
結構楽しみにしていたんだけど、なんかおもてたんと違う・・。
ビール祭りなのに中に入ってしまうと、逆にビールが飲めなくなくなるという現象が起きます。
並んで中に入るのも、一人で楽しめる感じしないっす。
一通り散策したあと、あっさりあきらめました。
日本人は何人か見つけたのに、こういうとき、話しかけるようなことが一切僕にはできないのです。
人見知りは損ですね。
これがテントです。 入るのにかなり待ちます。 |
こういう服を着るのですね。 バーバリアン(南バイエルン地方)衣装です。 |
ミュンヘンの12時。 お昼寝中。 |
お昼寝者に対し救急車出動。 |
こんなんです。
テント内は常に満員。 |
乾杯の瞬間。 |
楽しそう。 |
うらやましー。
さて、オクトーバーフェストが関係なくなったので、この日はミュンヘンの街を歩きました。
足が棒になるまで。
カフェに入ろうにも、物価が高くて入れない。
休憩は道端。
昼飯もホットドッグが精一杯。
トイレすら、一回50~80セント。
カフェのトイレでも、金をとるってどういうことだ!全く!
きついなあー。先が思いやられる。
スーパーでサラミと瓶ビールを買って、
僕は一人で乾杯しました。
悲惨やな・・・。
自分の身なりは汚いし、なんか場違いだった。
そしてこれまでの国とは違い、ヨーロッパ人たちにはなぜか無視されているような気分にまでなってきた。
まあ、多分ヨーロッパはそういうところなんですけどね。
見所の少ないミュンヘンでしたが、
民族衣装に身を包んだ人々は素敵でした。
街中でフォークダンスを踊るお嬢さんたち。 |
なんかヨーロッパぽいですね。 |
夜はネットが無料のバーガーキングで食べる。
そこで、僕をさらに追い詰める事件が発生。
wifiでクレジットのweb明細を確認中のこと。
南アフリカでebookerではとれていないと確認が終わっていたはずの航空券が、クレジットから引き落とし予定になっていた。
つまり、とれていないと思っていた航空券の請求と、
実際に乗った航空券の請求が二つ来ていたのだった。
決済してから、もうずいぶんたつのに。
あー。ebookerは何も悪くなかったんやなぁ。
ETIHADに確認して、予約できてないって言われたけど、口頭やから記録に残らない。
4万円の損失は痛すぎる。
これはさすがに誰のせいにもできないな。
もう僕にとって、バーガーキングの席の横で吐いてるやつや、
割れたグラスで手を切って血を流しているやつたちはどうでもよかった。
はやく、この街を抜けよう。
はやく、ヨーロッパも抜けたい。
そう思いながら、駅の建物の商店街に横たわった。
すでに、何組か酔っ払いが寝ていたからちょうどいい。
寒かったが、もうどうでもよかった。
空腹と、この沈んだ気分を忘れさせてくれるのは、
眠りしかなかった。
僕の寝床。。。 |
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