ずっと草原の中だったのが、少しずつ、人家が増えてきた。
道路の脇の草むらに、アフリカで見たような赤い土がむきだしになっている。
農地ははるか向こう側まで広がっていて、家は土に良く似た赤色のレンガ造りが多い。
白と赤のストライプの、パラグアイ代表のユニフォームを着た人が多いのと、
看板にはよく、TOKYOとかKYOTOとかいう文字を見かける。
そう遠くない場所にはイグアス日本人居住区があるらしいのだ。
南米には、たくさん日本人が住んでいるのです。
バスは時々、停車して、売り子を乗せて、しばらく走った後、下ろす。
売ってくるものは、飲み物だったり、パンだったり、時計だったり、電話だったり、
靴下だったりする。
僕のくさい靴下のことを知ってか知らずか、
アディダスの靴下売りが僕にたいしてだけ、やたらしつこかった。
厚手だったから気にいらなかなかったが、
あやうく買いそうだったw
アルゼンチンとはまた違った景色で、
南国って感じ。
バスは5時間遅れてシウダーデルエステというパラグアイの国境の町に到着。
もう夕方に近い。
今から少し面倒な移動が残っている。
今はパラグアイには用はないので、
すぐにアルゼンチン側のプエルトイグアスを目指します。
バスを30分待つ。
イグアス川によって、
ブラジル、アルゼンチン、パラグアイは隔てられていてるのですが、
この三国のうち、ブラジルはビザが必要なため、僕は入国できません。
ですが、パラグアイ~アルゼンチン側に移動するためには、
必ずブラジル領を通らなければならないというややこしさ。
(つまり出入国ゲートは4回通過するはずです。)
ブラジルのイミグレを素通りしてくれる直通バスがあるので、それで移動するわけですね。
バス代は5ペソ(125円)。
乗客の多くは
物価の安いパラグアイの国境の町シウダーデルエステに買出しに来ている
アルゼンチン人が多いみたいで、皆大きな荷物を抱えていました。
そして、パラグアイのイミグレらしきものをバスはなぜか素通り。
気づいて飛び降りる。
もう少しで違法出国するところだった。
乗客はなぜ審査がないんだろう??
バスは僕がスタンプをもらっている間にとっととブラジル側に入っていって見えなくなった。
また同じプエルトイグアス行きのバスをここから、1時間半待った。
もう今日はバス来ないかなとも思ったので、
最悪、もう一回パラグアイ入国してこの付近に泊まることも考えたが、
多分最終だと思われるバスはやってきた。
パラグアイを抜けるとそこはブラジル。
小さい頃キャプテン翼の影響で行きたかった国No.1。
でも今回はあんまり時間がないのでパスします。
ブラジルは物価も高いしね。
今回はやめておくみたいなこと、ブログによく書いているが、
南米を旅する次回なんてあるんだろうか?
あるとしたら、勤務する病院も決まって、卒試終わってからなんだろうかな。
国試勉強しながらバックパッカーってしんどいだろうな~。
今度南米を旅するとしたら、安いロサンゼルス往復チケットで、
南下してメキシコから、キューバ、ジャマイカなどカリブも回りつつ、
ベネズエラ、エクアドル、ブラジルらへんがいいんじゃないかな。
バスはアルゼンチン側の国境にはきっちり泊まり、
全員が下車してセキュリティチェックを受け、スタンプをもらう。
そろそろパスポートの余白が減ってきた。
プエルトイグアスには、アフリカを一緒に南下したゆうたさんがいるという情報が入っていたので
その宿を訪ねてみると、もうブラジルに出たあとだった。
おしいー。
宿10人ドミ30ペソ(750円)。
この日は昼飯を食べていなかったので、
ブッフェ(500円)を鬼のように食べた。
カウンターのお姉ちゃんも目を丸くしていた。
はきそうになった。
ちゃんと目的地にたどりつけた満足感で、
宿ではリラックスできた。
それにしても最近、体調はなんともないのに、下血があるのが気になるw
女の子になったみたいだw
どちらかというと鮮血に近い。
終わりのほうに血の塊が出る。
下痢とかはないので感染ではないと思うが、なんなんだろう。
ハラグアイが悪いのかな。なんつって。
読んでくれてる医学生、鑑別診断プリーズw
明日はイグアスの滝に行きまーっす!!
プエルトイグアスの町。 |
信号待ちの車に、 勝手にパフォーマンスするパフォーマーたち。 けっこうな頻度でチップもらってる。 |