目を閉じると、自分の網膜に走っている血管網が見える。
頭の中の血管が拡張しているのかな。
鼻をかむと血が出た。
やっぱそうかな。
ここは酸素濃度が地上の60%。
肺から呼吸する酸素が、
体内での酸素消費に追いつかなくなると、
心臓は脈拍を上げ、呼吸数が増える。
過呼吸状態になるので、血液phがアルカリ性に傾き、アルカローシスになる。
それを代償するように腎にて重炭酸利尿が起こって、おしっこがたくさん出る。
(←昨日のおしっこ事件はこのせいだ!!!)
よって高地においては脱水が起こりやすく水はいつもの倍くらい飲むのがよい。
また臓器で最も酸素を消費する脳を守ろうとして、脳血流を保持しようとする。
末梢血管は収縮して、体が冷える。
反対により中心の血流量は増加。
圧受容器により、ADHとかアルドステロンなど、利尿ホルモンが分泌。
さらにおしっこしたくなり、脱水には注意。
(←絶対このせいだと確信!!!!)
利尿がうまくいかないと手足がむくんだりする。
※予防:こうなる前におしっこは袋にしよう。
また頭蓋内の血管は拡張して、頭蓋内圧は上がる。
すると頭痛や吐き気が起こる。
網膜の血管ももちろん拡張して、ひどい場合は網膜出血なんかも起こる。
こういうときは動かず安静にするのが一番だが、
横になるのは、呼吸数を下げ、また心拍出に余分な負担がかかるので、
上体は起こすほうがよい。
また経験上、相当ひどくないかぎりは
少し歩いて負荷をかける程度が順応は早い。
脳内の血管に作用するが、利尿作用のある
カフェイン(収縮)やアルコール(拡張)などは飲むべきではないらしいが、
なぜかよくわからない。
体液貯留が著明な場合、
血管透過性亢進等により、高地脳浮腫や、
肺高血圧により、高地肺水腫が起こるが、
これはエベレスト行くような本気の高地でしかないだろう。
以上が、
昨日申し込んだツアーをキャンセルして
一日ぐったりしていた僕の考察である。
到着から24時間が過ぎた夕方くらいにはもうだいぶましになっていた。
明日のツアーをもう一度申し込んだ。
夜、やっと飯がたべられそうなので
楽しみに取っておいた永谷園の「お吸い物」をすすり、
バックパックに眠っているご飯を炊くというすばらしいアイデアが出る。
アルゼンチンで買った白米は立派なアオカビを育てていて驚いたが、
また米1kg買うのが面倒なので、
適当に除去して鍋で炊く。
アオカビは体に害がないことを僕はスペインで体験している。
てかそれより米にカビって生えるんですか??
鍋で炊いたら、少しべちゃっとしたが、おかゆみたいで悪くなかった。
明日こそ頑張って鉱山いこ!
そうそう、
長い間、少し無機質すぎたブログでしたが、
現在のトップ画像はエチオピアのジンカに行くときに乗ったバスですー。
ではでは。
スーダンのNGOロシナンテスの活動する村で、 子どもたちと木登りしたとき。 皆元気すぎて遊びつかれた。 |
2 件のコメント:
村のことをまだ覚えてくれてるようでありがたや。15日からまたガダーレフ入りです。
僕も北米から直ラパスinして高山病で死亡しました。そしてその日の内にウユニまで乗った夜行バスがこれまでの人生で一番つらい移動でした。しかしそこで見た星は人生で一番きれいなものでしたよ。
スーダンのイワキ
イワキさん!!!!
お久しぶりです!
最近アクセスがあった国がわかる機能があるのを知ったのですが、アフリカ大陸から唯一スーダンがあったので、
もしやと思いましたが、やはりいわきさんでしたか!
あれからいろんな国に行きましたが、
スーダンの人たちのあたたかさというか、
なんかそういうのはほんと格別です。
色々ありがとうございました。
ラパスinでウユニへの悪路をその日中に移動するとか無茶苦茶しますね!笑
確かに4000m級の星空はスーダンのそれをしのぎますね!
ガダーレフ頑張ってください!!
皆さんとアリとかイワーマ(村の子どもの方です笑)によろしくです!
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