2010年8月18日水曜日

意外な始まり

スーダンから帰国してブログを更新しなかったのは、
8月15日の世界一周スタートにむけて、
体調をととのえたり、準備で精一杯だったからだ。

まあ、スーダンでの濃い経験や、膨大な写真はまた特大号を組まなければなーと思う。
MERRY NEWSのスーダン記事は完成したけどね。

とにかく。


8.15関空23:45発カイロ6:00着のエジプト航空から、僕の旅は始まった。

前日は、海でクルージング&BBQしたり、
出発当日は高校のサッカー部に見送られて万事順調だった。


いえーい。













いえーい。
















しかし今日は8月17日で、今日の昼エジプトカイロについたばかりである。
今は宿の無線LANで更新している。

本来なら16日の朝にカイロに着くはずだったのだ!!

事件は、離陸から6時間後、中国南部上空で起こった。

機長のアナウンスが入る。
「操縦室の窓にひびが入りました。
飛行には問題はありませんが、カザフスタンのアルマティー空港に緊急着陸します。」

飛行に問題ないならそのまま行けよ!

とか思う乗客をよそに飛行機は北に進路をずらし、
サッカーのW杯でしか聞いたことのないカザフスタンの13年前まで首都だった、
アルマティに到着。

日本との時差は3時間。
キルギスの横で、旧ソ連。
通貨は1テンゲ=0.6円
公用語はロシア語。
イスラム教国。

到着した建物はプレハブみたいだった。
若干の食べ物をエジプト航空からもらいながら、
トータル10時間以上待たされた。何の説明も受けなかったが、
今日は一日この国で過ごすため、カザフスタンの入国ビザを取ろうとしていたのが、
これがなかなか下りない。


エジプト航空が施すサンドイッチに群がる元乗客たち

VISA取得に奔走した京大生長君、中嶋君、小林君
特に長君はツアコン並みの働きだった。

















もうその日中に飛行機が飛ぶことはないことがわかり、さらに
日本から乗ってきたエジプト航空のクルーが
契約時間の限界により、全員帰ったことがわかると、
なんの説明もないエジプト航空への怒り爆発。

乗客は大使館に電話したり、パニック状態に。

この無国境地帯に、このまま軟禁されつづけるのは体力的にきつかったし、
なにしろ、僕以外の多くの人は、
すで各旅行先でのスケジュールがあるからである。

しかも乗客のほとんどが
イスタンブールやパリ、ローマなど、優雅な旅行をしに来たので、
落胆ぷりははんぱなかった。

10時間後、
エジプト航空の責任者から連絡が入る。
VISAが下りそうなので、今日は、カザフスタンの5つ星ホテルである
ハイアットリージェンシーホテルに泊まれることに!!!

さらに、カザフスタン入国のスタンプをもらえるなんて
予定も何もない僕にはもうかったぐらいの話なのだが。

喜んでみたものの、問題は山積みだった。


やっとの思いでプレハブ脱出したのに、さらにここから4時間くらい拘留。

やっと取得したグループVISA。
顔写真も何も登録しない代わりに、このVISAのリストにある25人は
行動をともにしなければならないらしい。


















ツアー客と個人客で別にVISAをとらなければならず、
ツアー客はそうそうに出て行ってしまった。

個人旅行者は何のノウハウもなく、グループVISAなるものを発行するために一致団結。
おじいちゃんおばあちゃんが入国カードを書くために
英語で書類を書かなければならなかった。

ここに書きつくせないほどいっぱいの問題が起こるたびに、
周りの人たちと友達になった。

結局僕はカザフスタン時間で夜23時に
ホテルに着くことができた。

約27時間ぐらい、ずっと待ちに待った。

5つ星ホテルに泊まれる!!
やっとアルマティ空港を出れたのは夜22時くらい。
関空を出発して27時間後だ。

着いたのはHYATT REGENCY HOTTEL。
内部の構造は壮観でした。

みんなの疲れてるテンションと
豪華すぎるバイキングの対比が面白い。

一緒に苦難を乗り越えたみんな。
カザフスタンビールで乾杯。

と思いきや、AM3:00のバスで僕の旅の最高のホテルとなるであろう
ハイアットホテルから連行され、
カイロ行きのフライトに乗せられることに。

ハイアット滞在は4時間くらい。それもシャワーを浴びただけ。
カザフスタン滞在は10時間くらい。ほとんど外に出てない!!

まあしょうがないかという僕に対して、
ヨーロッパにいける人たちは喜んでいた。

もう少しカザフスタン楽しみかったなぁ!!

ビザをなくし、出国できないと言われた人も結構いたが、
審査を半ば強行突破し、
無事飛行機におくれずにすんだ。


かくして、僕の
世界一周旅のスタートはカザフスタンになった。

それもわずか10時間だった。

この国にはもう来ないのかな。

カザフスタンを出発した航空機での7時間を、
死ぬように眠った。

目が覚めると、
窓の外には砂漠が広がっていた。

スーダンの北に位置する、エジプトである。

そしてそれは僕の世界一周は、
もうすでに始まっているんだと
気づいた瞬間だった。


空港からは関大の助教授の渡邊さんの
送迎タクシーに便乗させてもらいました。
渡邊さんは、とても気さくで素敵な学者さんでした!!
真ん中は立命のなつみちゃん。市場まで一緒に歩いた。
二人ともありがとうございました!!



















エジプトでは、宿をとったあと、カイロの地理を把握するために市場まで散策。

市場周辺
















生々しい匂いのする肉市場。
この市場では同じ種類の店はかたまって存在する。

















衣類街のスカーフ屋さん。
男もんはないのかと行くと、
笑いながら「ない」と言われた。






















漬物&チーズやさん。
異臭がただよう。


















さあ今日は宿を変えて、一応ピラミッドにでも行こうかなー?

2 件のコメント:

No.7 さんのコメント...

カザフでの混乱!!大変でしたね。
だからアメちゃん持って行けっていったのに・・
役に立ったはず・・置いていくからや・・

Unknown さんのコメント...

楽しそうやん。やはりあなたはそーゆう星の下に生まれたんですね。

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