8月15日の世界一周スタートにむけて、
体調をととのえたり、準備で精一杯だったからだ。
まあ、スーダンでの濃い経験や、膨大な写真はまた特大号を組まなければなーと思う。
MERRY NEWSのスーダン記事は完成したけどね。
とにかく。
8.15関空23:45発カイロ6:00着のエジプト航空から、僕の旅は始まった。
前日は、海でクルージング&BBQしたり、
出発当日は高校のサッカー部に見送られて万事順調だった。
いえーい。 |
いえーい。 |
しかし今日は8月17日で、今日の昼エジプトカイロについたばかりである。
今は宿の無線LANで更新している。
本来なら16日の朝にカイロに着くはずだったのだ!!
事件は、離陸から6時間後、中国南部上空で起こった。
機長のアナウンスが入る。
「操縦室の窓にひびが入りました。
飛行には問題はありませんが、カザフスタンのアルマティー空港に緊急着陸します。」
飛行に問題ないならそのまま行けよ!
とか思う乗客をよそに飛行機は北に進路をずらし、
サッカーのW杯でしか聞いたことのないカザフスタンの13年前まで首都だった、
アルマティに到着。
日本との時差は3時間。
キルギスの横で、旧ソ連。
通貨は1テンゲ=0.6円
公用語はロシア語。
イスラム教国。
到着した建物はプレハブみたいだった。
若干の食べ物をエジプト航空からもらいながら、
トータル10時間以上待たされた。何の説明も受けなかったが、
今日は一日この国で過ごすため、カザフスタンの入国ビザを取ろうとしていたのが、
これがなかなか下りない。
エジプト航空が施すサンドイッチに群がる元乗客たち |
VISA取得に奔走した京大生長君、中嶋君、小林君 特に長君はツアコン並みの働きだった。 |
もうその日中に飛行機が飛ぶことはないことがわかり、さらに
日本から乗ってきたエジプト航空のクルーが
契約時間の限界により、全員帰ったことがわかると、
なんの説明もないエジプト航空への怒り爆発。
乗客は大使館に電話したり、パニック状態に。
この無国境地帯に、このまま軟禁されつづけるのは体力的にきつかったし、
なにしろ、僕以外の多くの人は、
すで各旅行先でのスケジュールがあるからである。
しかも乗客のほとんどが
イスタンブールやパリ、ローマなど、優雅な旅行をしに来たので、
落胆ぷりははんぱなかった。
10時間後、
エジプト航空の責任者から連絡が入る。
VISAが下りそうなので、今日は、カザフスタンの5つ星ホテルである
ハイアットリージェンシーホテルに泊まれることに!!!
さらに、カザフスタン入国のスタンプをもらえるなんて
予定も何もない僕にはもうかったぐらいの話なのだが。
喜んでみたものの、問題は山積みだった。
やっとの思いでプレハブ脱出したのに、さらにここから4時間くらい拘留。 |
やっと取得したグループVISA。 顔写真も何も登録しない代わりに、このVISAのリストにある25人は 行動をともにしなければならないらしい。 |
ツアー客と個人客で別にVISAをとらなければならず、
ツアー客はそうそうに出て行ってしまった。
個人旅行者は何のノウハウもなく、グループVISAなるものを発行するために一致団結。
おじいちゃんおばあちゃんが入国カードを書くために
英語で書類を書かなければならなかった。
ここに書きつくせないほどいっぱいの問題が起こるたびに、
周りの人たちと友達になった。
結局僕はカザフスタン時間で夜23時に
ホテルに着くことができた。
約27時間ぐらい、ずっと待ちに待った。
5つ星ホテルに泊まれる!!
やっとアルマティ空港を出れたのは夜22時くらい。 関空を出発して27時間後だ。 |
着いたのはHYATT REGENCY HOTTEL。 内部の構造は壮観でした。 |
みんなの疲れてるテンションと 豪華すぎるバイキングの対比が面白い。 |
一緒に苦難を乗り越えたみんな。 カザフスタンビールで乾杯。 |
と思いきや、AM3:00のバスで僕の旅の最高のホテルとなるであろう
ハイアットホテルから連行され、
カイロ行きのフライトに乗せられることに。
ハイアット滞在は4時間くらい。それもシャワーを浴びただけ。
カザフスタン滞在は10時間くらい。ほとんど外に出てない!!
まあしょうがないかという僕に対して、
ヨーロッパにいける人たちは喜んでいた。
もう少しカザフスタン楽しみかったなぁ!!
ビザをなくし、出国できないと言われた人も結構いたが、
審査を半ば強行突破し、
無事飛行機におくれずにすんだ。
かくして、僕の
世界一周旅のスタートはカザフスタンになった。
それもわずか10時間だった。
この国にはもう来ないのかな。
カザフスタンを出発した航空機での7時間を、
死ぬように眠った。
目が覚めると、
窓の外には砂漠が広がっていた。
スーダンの北に位置する、エジプトである。
そしてそれは僕の世界一周は、
もうすでに始まっているんだと
気づいた瞬間だった。
空港からは関大の助教授の渡邊さんの 送迎タクシーに便乗させてもらいました。 渡邊さんは、とても気さくで素敵な学者さんでした!! 真ん中は立命のなつみちゃん。市場まで一緒に歩いた。 二人ともありがとうございました!! |
エジプトでは、宿をとったあと、カイロの地理を把握するために市場まで散策。
市場周辺 |
生々しい匂いのする肉市場。 この市場では同じ種類の店はかたまって存在する。 |
衣類街のスカーフ屋さん。 男もんはないのかと行くと、 笑いながら「ない」と言われた。 |
漬物&チーズやさん。 異臭がただよう。 |
さあ今日は宿を変えて、一応ピラミッドにでも行こうかなー?
2 件のコメント:
カザフでの混乱!!大変でしたね。
だからアメちゃん持って行けっていったのに・・
役に立ったはず・・置いていくからや・・
楽しそうやん。やはりあなたはそーゆう星の下に生まれたんですね。
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