この日は、南へ300km、ナミブ砂漠の中の町セスリムまで。
道はほとんどが未舗装でしたが、次々に変わっていく景色に飽きる事がありませんでした。
サハラ砂漠に行ったときも雨が降り、
彼があんなに楽しみにしていたキリマンジャロも曇天だった
ゆうたさんは、その雨男ぶりをいかんなく発揮してくれ、
ナミブ砂漠に向かう道中に雨が降ってくる。
道中、雨が降らないのが砂漠という定義に逆行する雨が降る。 |
ついたセスリムで、キャンプ場にチェックイン(一泊1200円程度)した後、国定公園(入場料高い)内のナミブ砂漠の夕日を眺める。
どこまでも続いていく砂丘。
僕のカメラはバッテリーがあがったので、 ポンクンとゆうたさんの写真で。 |
うんうん。これぞ砂漠ですな。 |
いっさい草木は見当たりません。
さすがにこんなところでは生きていけないですね。
砂漠を面白がりながら、日本ってめぐまれてるな~と思った。。
特にアフリカの水事情はかなり厳しい部分がある。
砂漠の景色はきれいだったけれど、人がほとんど住めない死の地なのだ。
石油やダイアモンドなんかより、
もっと大事な資源、水。
砂漠は極端な例だけれど、慢性的に乾燥しているアフリカの大地において、貧困の理由の大きな要因だと思う。
アフリカの地名に、水にちなんだ名前が多いことからも、新聞を開くと、灌漑やナイル川の水使用の利権、ダムに関しての記事がいくつも読めることからもわかる。
もう、アフリカの国は全体的に乾いているのだ。
水が貴重でもない日本からしたら、実感のわかない話ではあるが。
農業すらまともにできない土地の人が貧しいのは当たり前だ。
旅をしていると、時々目を覆いたくなるような暮らしをしている人がいる。
エイズで親がいない子どもなんかもわんさかいる。実際そんな子に出会った。
いやいやいや、
明らかに助けが必要やんけと。
でも必要以上の同情は目をくもらすと思う。
日本だってアフリカだって生きていくのにはどうしたって誰かの助けが必要なのは、変わらない。
人間はそういう文明・社会的存在である前に、動物なのだと、アフリカに来て強く思った。
鹿や猿やキリンが地球で暮らすように、人間も地球に暮らしている。
その土地が荒れているにしても、豊かであるにしても、かわいそうだとかそういう感覚が初めに来るのは、人として大事なことかもしれないけど、それだけじゃ無知だし、フラットじゃない。
自分の一次情報としてこういうことが頭に入れていくことは、アフリカを二ヶ月くらい旅しているからこそだと思う。
さて、旅の続き。
景観が有名なDune45に歩いて登る。砂丘を登るのって案外きついです。
足場が崩れて、雪山を登るみたいです。
ナミブ砂漠特有のより赤い砂が夕焼けに染まっていきます。
ほんとに遠くまで来たなぁ。
一粒一粒はとっても小さくて表面は風にすぐ舞ってしまうのに、数学的確率に基づいて、完璧な曲線や直線を描くんですね~。すごいな~。
なかなかきついんですよ。 |
稜線の近くが一番登りやすいのです。 |
きれいな。 |
頂上にて。 |
逆さに見るときれいだと、皆に力説中。 |
セスリムの死闘。 アナキンとオビワン並み。 |
僕が敬愛するゆうたさんのぶろぐ用。 |
ポン君はおもしろすぎます。 腹を抱えて笑いました。 しかし他の旅行者に見られると、アジア人差別を助長すること間違いなし笑 |
この日は、缶詰ツナマヨホットドッグを食べて寝ました。
ひもじかったです。
ライトもないし、装備も金もない僕らは周りの楽しいキャンプをしている西洋人に比べて、乞食のようでした。耐えがたきを耐える大和魂。
キャンプ場なのでもちろん、テントで就寝。
エジプトで買っておいてよかった~!!
よしいえとふたりで寝たのでせまかったけれど。
1 件のコメント:
圧巻の砂漠・・・
ことばがありません。
誰でもプロのカメラマンだね。
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